寺ヌクシヌガマ No.27;那覇市繁多川4丁目
写真撮影:2015年 3月

民家の建設工事の際に,埋戻されたか補強工事がなされたようです。
記事

・以下に示す「関連情報 ②」の記載や写真から,「No.26 識名宮ヌガマ」とこの「No.27 寺ヌクシヌガマ」は,繋がっていたように思えます。
 近年鉄筋コンクリートのアパートが建設されましたが,その際の工事で埋められるか,閉鎖された可能性があります。
 『真和志村戦争記』には,戦争時区民200名ほどが入壕(避難)した,との記載があるそうです。

 ※位置は不正確です。

引用文献[1フィート運動の会 活動報告]

調査日:1993年10月18日 No.27
 ・様 子:民家の下,全長約40メートル。 入口1ヵ所。 レンガのカマド3カ所。 中央あたりに大量の土砂が積っている。 拝所。
 ・形 態:自然壕
 ・使用者:民間(編者 町内会?)
 ・遺 品:ビールビン,薬ビン,缶詰の空き缶
 ・土 質:クチャ,琉球石灰岩(編者)

関連情報

① 那覇市立教育研究所の公開資料(真和志地区 No.22)
② Okinawa caving & gama guide [クシヌガマ] ※本情報には,「寺ヌクシヌガマは識名宮ヌガマとつながっていた。」という記載があります。